土壌改良で、樹木(庭木)を樹勢回復させる方法
庭園へ樹木を植栽するとき、庭園の土壌は住宅を建築するときに締め付けられてしまうことが多く、固い状態です。固い土壌は通気透水性が悪いために根の成長を妨げ、固い土壌を放っておいてもなかなか柔らかくなりません。これはマンションの緑地でも同じです。
庭園やマンションの緑地は土壌面積が狭小なことが多いです。さらに土壌が固くて根の成長が不良になれば、樹木は生育障害を起こす可能性が高くなります。主な障害では、枯れ枝が目立ってくることや、全体が枯れてしまうこと、台風等の強風による倒木が起こりやすくなる、病虫害が発生しやすくなる、などです。
弊社では通気透水性を改善するように土壌を改良してから植栽を行っています。特に、根は酸素を必要としているため、通気性を大切にしています。土壌改良の方法は、割竹を竪穴に入れる(竪穴式土壌改良)、枝葉と土壌を植穴へ層状に重ねる、溝を設ける、などがあり、植栽地の状況によって提案しています。すでに樹木が植わっている状態でも、土壌改良を施すことは可能です。
ドクダミ、ササ、ゼニゴケなどは、固く通気透水性の悪い土壌に良く生え、土壌改良を行えば生えなくなることがあるので、このような雑草でお困りな方にもおすすめしています。
住宅地や都市部で育てにくい樹種(自然度の高い所で良好に育つ樹種)は、土壌改良を施す事で健康に育てることができます。