初期投資なしで10%削減、植替えで70%削減した事例をご紹介します
癒しや安らぎをもっと感じるみどりにしたい
植栽管理を見直したいけど、どうすればいいかわからない
そんな悩みを抱えるマンション管理組合の皆様へ。
『植栽管理費を削減しながら、癒しや安らぎをより感じる植栽地』にする方法があります。
今回は、実際に管理費削減に成功した2つの事例をご紹介します。
マンションの状況に合わせて、最適な方法を選んでください。
【事例1】初期投資ゼロで初年度から年間管理費10%削減
従来の剪定方法では多くの問題を抱えています。
とくにマンションの植栽管理では、
コストを抑えるために枝葉を過剰に切り取る傾向が散見されます。
詳しくは以下のページをご閲覧ください。
剪定方法の見直しのみでコストを低減
既存の植栽をそのまま活かしながら、
剪定方法を見直すことで
管理費の削減に成功しました。
そのうえ、癒しや安らぎを感じる効果、
夏の猛暑緩和、大気浄化などの
みどりの存在価値が高まっています。
剪定方法は
「透きつづく剪定」と「科学的な抑制剪定」の
併用です。

従来の剪定方法から新しい剪定方法へ移行する際は、
樹形を根本から見直さなくてはなりません。
樹形を毎年少しずつ変えていき、
5年程度の年月をかけて、自然で美しい樹形に仕上げていきます。
居住者の声

花が見れるようになって嬉しいです。前は花がほとんど咲かなかったので。

きれいにしてくれて、ありがとう。

剪定が前の業者よりも早いです。
低木の寄せ植えは地際で更新する
低木の寄せ植えでは
機械で刈り込むことが一般的です。
ただ、この方法では
枝が少ししか伸びていなくても
毎年刈り込む必要があります。
なぜなら
・見栄えが悪くなる
・通行を妨げる
・2年放置すると刈込にくくなる
そのうえ、
刈り込んだ後の掃除が意外と大変なのです。

また、低木の寄せ植えは雑草防除の一環として
考えられています。
刈り込みを続ければ
土面へ陽が当たりにくくなり、
雑草は生えにくい印象になるためです。
しかし、
雑草はしっかりと生えてきます。
『刈り込みは根を弱らせる』

これは多くの研究で明らかになっています。
このために、植木は雑草に負けてしまうのです。
生えてきた雑草を抜きたくても、刈り込まれた枝葉が密に茂れば、
手を植え込みの中へ入れにくくなり除草が思うように捗りません。
このような背景からツツジの場合では、
「地際で枝を更新する」
剪定方法を使用しています。
これは海外の専門書を参考にしました。
低木を自然樹形に仕上げれば
枝が上方向へ伸びても目立ちにくく、
通行を妨げる横方向への成長は
刈り込みよりも大幅に少なくなります。
しかも、この方法では雑草が生えてきても
除草が容易になるのです。
植え込みの中へ手を入れやすくなるので。

オーレアの科学的な抑制剪定
雑草の抑制効果があるかどうかは今後検証していく予定です。
この低木寄せ植えは
以前は刈り込まれていました。
刈り込みから枝ぶりを改善するには
数年かかる見込みです。

今後の見込み
初年度は前の業者様よりも植栽管理費を
10%削減することに成功しました。
少しずつ樹形を適切な構造へ変えているので、
2年目はより削減できる見込みです。
ただし、従来の設計では巨木になる植木の間隔が狭くなっており、
「透きつづく剪定」や「科学的な抑制剪定」が使用しにくい状態です。
そのため、植木の間隔や植えてある樹種は見直すことが必要になってきます。
これにより、植木一つ一つを美しく成長させながら剪定管理をすることができ、
管理費もより適正になっていきます。
この方法が向いているマンション
✅ 初期投資を抑えたい
✅ みどりの癒し・安らぎ・存在価値に
関心がある
✅ 段階的な改善を希望している

お問い合わせをお待ちしております
【事例2】植木を植替えて年間管理費を70%以上削減
以前は大高木になるシラカシ、ケヤキなどが
16本も密集して植わっていました。
植栽面積が非常に狭小なところにです。
近隣からの苦情があり、
そのうえ、年間の植栽管理費は
約15万円と植栽面積に対して高額でした。
この状態では、剪定方法を工夫したところで
どうにかなる問題ではありません。

植栽デザインの全面的な見直しを提案
見直し後の植栽構成では
高木は6本(成長が緩やかな樹種を中心に)
低木は15本
既存のシラカシは3本のみ残して
萌芽更新で株立ち樹形にしています。
この構成では年間の植栽管理費用を
22,000円~44,000円まで低減させることに
成功しました。
植木の本数が多くなっているにもかかわらず、
70%以上の削減に成功したのです。
そのうえ、
植木は自然な美しさを保つことができています。

施主様から
「小鳥が来るようになった」と報告を受け、嬉しく思いました。
眺めるだけで、存在を感じるだけで
「癒され、安らぐ」そんな植栽地になってほしいと思っています。
初期投資と投資回収期間
初期投資の内訳は
〇 植栽デザインの設計
〇 既存植木の伐採・処分
〇 新規植栽工事・土壌改良
これで費用は当時の物価で70万円弱でした。
年間の植栽管理費用は10~12万円ほど削減できています。
つまり、初期投資は6~7年程度で回収できる予定です。
施主様の声

価格は良心的で、翌年・数年先を見据えた提案が的確。大きくなりすぎたシラカシの更新提案で、低コストなのに庭の雰囲気が見違えました。単なる剪定ではなく、各樹種の成長を踏まえて自然な樹形を作ってくれる技術力が高く、こちらからの細かい注文も不要。安心してお任せできます。管理費の削減と景観の改善という当初の目標も達成でき、8年前にお声がけしてから継続してお願いして良かったと感じています。
この方法が向いているマンション
✅ 抜本的な改善を望んでいる
✅ 初期投資の予算が確保できる
✅ 長期的な視点でコストを削減したい
✅ 景観の質も同時に向上させたい
✅ 大規模修繕と合わせて実施を検討している

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管理コストと景観を改善する2つのポイント
この2つの事例から、成功のポイントをまとめます。
適切な植栽デザイン
このポイントは:
〇 将来的な大きさを考慮した樹種の選定
〇 敷地面積と成長特性に応じた樹木間隔
〇 低木・小高木・高木を組み合わせた階層構造のある植栽配置
植栽デザインの段階で将来の管理コストが決まります。
「植えたときだけ美しい」ではなく、
「年月とともに美しくなり、かつ管理しやすい」植栽計画をしています。
世界が認める剪定方法
このポイントは:
〇 樹種ごとの成長特性を理解して剪定する
〇 自然な枝ぶりを活かす
〇 切り取る枝・残す枝を見極める
「とにかく切ってスッキリさせる」のではなく、
「樹木生理にとって大事なところはなるべく残す」ことで、
コスト削減と自然の美しさ、みどりの存在価値を両立できます。




