カイガラムシについて

 
カイガラムシが発生すると、樹液を吸汁されて樹勢が悪くなり、すす病も引き起こします。そのため樹木の見栄えはかなり悪くなります。少量のカイガラムシならそれ程影響はないですが、大量に発生する場合が多く、対策が必要になってきます。
 
カイガラムシが大量に発生する原因として、私の主観的な考えですが、おそらく根の生育不良があるのではないかと思います。カイガラムシが大量に発生している樹木は通気透水性の悪い土壌へ植栽されているケースをよく見るからです(園芸土壌としてよく使われる黒土は通気透水性が良好ではありません)。
 
カイガラムシの被害が顕著な場合は、土壌改良を検討してみてください。
 
また、カイガラムシは徒長枝によく発生しますので、カイガラムシの発生が多い樹木へは、徒長枝の出にくい剪定方法や剪定強度で管理することをお勧めします。