街を歩いていると、きれいに丸く整えられた庭木をよく目にします。
よく見る光景ですが、実はこの剪定方法には問題点があるのです。
問題1:害虫が発生しやすくなる
私の研究では、
剪定で植木の樹高を切り下げると
「葉が柔らかく」なり、
害虫が好んで食害することを確認しました。

問題2:立枝・徒長枝により樹形が乱れる
剪定で枝ぶりを整えても、
直ぐに勢いの強い枝(立枝・徒長枝)が
無秩序に伸びていきます。
おそらくエネルギー生産を回復させるために
葉を早く茂らせているのだと考えられます。
その結果、樹形が乱れて
剪定の頻度が増えることになるのです。

問題3:枝の腐朽が進み、将来的に危険になる
剪定で大きな切り口を作り
さらに葉を多く切り取ってしまうと
切り口が次第に腐っていきます。
腐朽が重症化すると、
太くて重い枝が折れて落下する
幹が折れて倒木する
将来的にこれらを招きます。
そのため、台風時は危険木になってしまうのです。

問題4:葉が大幅に減り、植木の魅力を失う
みどりを楽しみたいのに
棒を見ているかのようです。
これでは、眺めていても
癒しや安らぎを感じにくいでしょう。

問題5:環境機能が著しく低下する
植木には様々な環境機能があります。
夏の暑さを和らげる『木かげ』
都市部の乾燥を防ぐ『みどりの潤い』
ほこりを吸着する『大気の浄化』
そして、癒しや安らぎを感じる『心理的効果』
この他にも「騒音の軽減」や「防災」など
多くの恩恵をもたらしてくれます。
しかし、葉が大幅に減った植木では、これらの機能が著しく低下してしまいます。

問題6:不自然で人工的な印象
丸刈りされた庭木は、
どこか違和感があります。
それは、自然界には存在しない
不自然な形だからです。
丸刈りされた庭木では
癒しや安らぎを感じにくいと思いませんか?

問題7:意外と高い管理コスト
これらの問題が重なると
毎年剪定する枝葉の量が多くなり
結果的に
作業時間が長くなり
剪定枝葉の処理費が高くなります。
病害虫対策も必要になるでしょう。
大枝や幹が腐朽すれば
危険木対策も考えなければなりません。

「みどり」が負担になってしまう
従来の剪定方法の問題点をまとめると
- 害虫が発生しやすい
- 徒長枝・立枝で樹形が乱れる
- 大枝や幹が腐朽して危険木になる
- 葉が大幅に減り、植木の魅力を失う
- 木陰・大気浄化などの機能が低下する
- 不自然で癒しや安らぎを感じにくい植木になる
- 意外と管理コストが高くなる
これでは満足度が上がらず、「みどり」が負担のようになってしまいます。
これらの問題を解決する「緑生環」の剪定方法
この方法は、植木の自然な成長を活かして、
周りの環境へ適応するように樹形をコントロールする技術です。
- 枝が揺らぐ樹形にして、葉はなるべく残す
→癒し効果が高まり、眺め続けたい植木になります - 手入れ後もしばらく美しい
- その場所に相応しい自然な美しさ
→あなただけの特別な景観になります - 病害虫は少ない健やかさを保ちます
- 長期的なコスト削減案をご提案します




