土壌が固いために、根が成長できないことが多くの原因です。住宅地の土壌は建築するときに締め付けられてしまうので固くなり、土中の空気や水の通り道がなくなってしまいます。根は意外にも呼吸をしており、酸素が必要です。その上、水の通り道がなければ水を吸えません。
土壌が固くても育つ樹種
土壌が固くて根の成長が不良になれば、樹木は育ちにくくなり、枯れることもあります。ただ、土壌が固くても育つ樹種があるのです。そのような樹種は、庭木や街路樹などへよく植えられています。育てやすいものが喜ばれますからね。丈夫で育てやすいと言っても、大きくなり過ぎたり、剪定した後は勢いよく枝を伸ばすものがほとんどです。これでは手入れが大変ですし、鬱陶しいと思ってしまうかもしれません。
手入れの大変さを解決できる植木
植木には大きくなり過ぎるもの、成長が早いものばかりではありません。ゆっくりと育つもの、小さいままで育つものがあります。このような樹種は住宅地では育てにくく、すぐに枯れてしまうものばかりです。住宅地は植物にとって過酷な環境だからでしょう。ここで、土壌に空気や水の通り道があって、根が健康に成長すればどうでしょうか?弊社の経験では、ゆっくりと小さいままで育つ樹種でも健康に生育しています。
縦穴、点穴、横溝をつくる土壌改良
土に空気や水の通り道をつくる土壌改良では、縦穴、点穴、横溝などをつくります。これは、「大地の再生」の矢野先生や「土中環境」の高田先生から学びました。この土壌改良は庭を造るときに一緒に施工することが望ましいですが、すでに樹木が植わっている状態でも、土壌改良することは可能です。
土壌の状態が悪いサイン
ドクダミ、ササ、ゼニゴケなどは、通気透水性が悪くて固い土壌に良く生えます。土壌改良をして、土中に空気や水の流れをつくれば生えなくなることがあるので、このような雑草でお困りな方にもおすすめです。
以下のようにお考えの方からのご連絡をお待ちしています
- 植木の成長が悪くて困っている
- 成長が早い植木ばかりで手入れが大変
- ササなどが増えすぎて憂鬱
土が柔らかくなると、住み心地も良くなります。