庭園の土壌は住宅を建築するときに締め付けられてしまうことが多く、固い状態です。固い土壌は通気透水性が悪いために根の成長を妨げます。そして、固い土壌は放っておいても柔らかくなりません。これはマンションの緑地でも同じです。
土壌が固くて根の成長が不良になれば、樹木は育ちにくいです。このため、丈夫で育てやすい樹種がよく植えられています。ただ、丈夫で育てやすい樹種は大きくなり過ぎたり、剪定した後は勢いよく枝を伸ばすものが多いのです。
自然に美しい樹形になるもの、大きくなり過ぎないものは、住宅地では育てにくいです。そのために、土壌の通気透水性を改善して、根が健康に成長できる環境にすることが大切です。
土壌改良では、縦穴、点穴、横溝などを設け方法があり、植栽地の状況によって提案しています。これらは矢野すでに樹木が植わっている状態でも、土壌改良を施すことは可能です。
ドクダミ、ササ、ゼニゴケなどは、固く通気透水性の悪い土壌に良く生え、土壌改良を行えば生えなくなることがあるので、このような雑草でお困りな方にもおすすめしています。
住宅地や都市部で育てにくい樹種(自然度の高い所で良好に育つ樹種)は、土壌改良を施す事で健康に育てることができます。