お庭の使い方を知ることは、せっかく買った高い土地を無駄にすることなく、家で趣味が広がり楽しみや喜びが増えていくことになります。
すでにお庭がある方は、持て余していませんか?
ご参考までに、お庭を使いたくなるポイントを挙げてみます。
行き止まりをつくらない
行き止まりがあると、その辺りへは行きにくくなるものです。
家族が庭と家を行き来する導線をまずは考えましょう。
家から庭、庭から家へと。
リビングからお庭へ気軽に出られるウッドデッキ
部屋から庭へ出る際は、気が引けたりしませんか?
だからこそ、出やすくする工夫が必要なのです。
工夫とは?
- リビングとデッキの高さをフラットにして、段差をなくす
- デッキは真夏に熱くなり過ぎない木材を使用する
- 木材は20年以上腐らないノーメンテナンスな素材を採用する
ウッドデッキは気軽にお庭へ出れて、趣味を楽しんだり、子供やペットを遊ばせたりできるので重宝されています。
人目が気にならないウッドフェンス
人目が気になると落ち着かないものです。
ブロック塀で人目を遮蔽すれば、風が通らなくなり蚊が湧きやすくなって居心地が悪くなるでしょう。
そこでウッドフェンスはいかがでしょうか?
板に隙間をつくって空気の流れを保てます。
ただ、四方全てをウッドフェンスで囲ってしまうと、デザインが単調になり、空気の流れは多少悪くなります。
目隠しで重要なところを部分的にウッドフェンスで遮蔽して、常緑の植木と併用して全体的に人目を遮蔽できると、風が通る居心地のよさとともにデザインに変化ができて楽しめるでしょう。
「早く育ちすぎて手入れが大変」を解消する植栽デザイン
植木で人気があるものは、基本的に丈夫で早く成長する樹種です。
住宅地で育てやすいのは、こういった樹種なんですね。丈夫で早く育つので、せっかく手入れしてもすぐに成長してしまいます。鬱陶しいと思う方はいるかもしれません。
ただ、ゆっくりと成長して大きくなり過ぎない植木を育てる方法があります。それは、土中へ空気や水の流れをつくる土壌改良を行うことです。
ゆっくりと成長する樹種は末永く楚々とした枝ぶりを眺められます。
雑草を生えにくくする木質チップのマルチング
お庭がある悩みの多くは、雑草が生えること。
木質チップで土面を覆い、植木を植えれば雑草は生えにくくなります。
木質チップなどは夏は涼しく、冬は潤いをもたらせます。
外構メインのお庭では
ブロックやコンクリートをメインにした庭は、清潔感があるように思えます。雑草は生えないですし、ノーメンテナンスなお庭になるイメージですよね。
しかし、実際は夏の猛暑が助長され、冬は乾燥や砂ぼこりなどに悩まされます。そして、植物がないと「なんだか寂しい」と思うものです。プランターを使えば、植物や家庭菜園を楽しめますし、手軽ですが、長く続けていると物足りなくなるかもしれません。
まとめ
- 家と庭を行き来する導線をつくり、行き止まりをつくらない
- ウッドデッキで気軽にお庭へ
- ウッドフェンスでプライベート感を
- ゆっくりと育つ植木で植栽デザイン
- 木質チップと植木で雑草防止