新築時に植えた庭木が年々元気をなくしていく。
毎年カイガラムシに悩まされる。
憧れのアオダモを植えたかったのに、「育たない」と言われて諦めた。
こんなお悩みを抱えていませんか?
実は、その原因の多くは
「土が固いこと」にあるのです。
住宅地の土は建築時に重機で踏み固められ、
根が呼吸できない状態になっています。
私自身、土壌改良によって
庭が劇的に変わる様子を見てきました。
今回は、実際に庭木の元気を取り戻した実例を
ご紹介します。

以下は土壌改良を施した植栽事例です。
新築の庭は植木が育ちにくい
住宅地の土は、建築する際に重機が何度も出入りするので
硬く締め固められてしまいます。
現場に行くと、スコップを差し込んでも
数センチしか入らないような固さになっていることも珍しくありません。
この状態では、土の中の空気や水の通り道が
完全に失われています。
根っこは水を吸うだけと思われがちですが、
実は「根も呼吸しているんです。」
人間と同じように酸素が必要で、
水や空気の流れがない土では
根が窒息状態になり、
乾きやすい表土へ集中することになります。
だから、いくら水やりをしても
樹木が元気にならないことがあるのです。

土の状態が悪いサイン
以下の状態が見られたら、土が固くなっています。
- ドクダミがたくさん生えている
- ササが広がって手に負えない
- ゼニゴケが地面を覆っている
- 樹木の葉が小さくなっている
- 病害虫が気になるほど出る
これらは「土中へ空気も水も通らない」ことを示すサインです。
自然に生える植物は土の状態を教えてくれるので、観察してみてください。



既存の庭でも土壌改良は可能です
土壌改良は新しく庭をつくる際に行うのが
理想的ですが、すでに樹木が植わっている状態でも
十分できます。
樹木の状態や土の固さを見ながら、
縦穴や横溝を設けていきます。
横溝から空気が抜けていき
縦穴から水が浸透していくのを感じながら
作業を進めていきます。
土に空気や水の通り道をつくる土壌改良では、縦穴、点穴、横溝などをつくります。これは、「大地の再生」の矢野先生や「土中環境」の高田先生から学びました。この土壌改良は庭を造るときに一緒に施工することが望ましいですが、すでに樹木が植わっている状態でも、土壌改良することは可能です。

「大地の再生」「土中環境」の技術を応用
私は、矢野智徳先生の「大地の再生」、
高田宏臣先生の「土中環境」の考え方を学び、実践しています。
両先生から学んだのは、
土の中の空気と水の流れを回復させることの大切さです。
自然界では、土の中に無数の隙間があり、
そこを空気と水が流れることで健全な環境が保たれています。
住宅地でも、その流れをつくってあげることで、
自然に近い環境を再現できるのです。
現場で土を掘り、縦穴や横溝を設ける作業は地味ですが、
その効果は確実です。
実例1 ドクダミが消えた
庭の一画にドクダミが毎年生え、抜いてもまた出てくる状態でした。
見た目が悪いと思っていたのです。
この周辺を土壌改良したところ、驚くことにドクダミは生えなくなりました。
ドクダミは非常にしつこかったので、不思議に思ったほどです。
ドクダミが生えなくなる理由
ドクダミはジメジメして空気が通らない、そんな環境が大好きな雑草です。
私たちが行う土壌改良では、縦穴や横溝を設けて土の中に空気と水の流れをつくります。
すると、ドクダミにとって居心地の悪い環境になるのです。
もしドクダミに悩まされているなら、根本的な解決方法があることを知っていただきたいです。
実例2 害虫だらけのソヨゴが元気に
カイガラムシが毎年ついて、弱々しかったソヨゴ。
カイガラムシはすす病を誘発するので心配でした。
薬剤を散布してもカイガラムシへは効きにくいです。
それに薬剤は子供やペットに悪そうで抵抗があります。
このソヨゴへ土壌改良を行った後は、葉のツヤがよくなり、
いつの間にかカイガラムシがいなくなっていました。
病害虫は「弱った木」につく
これは現場で実感していることですが、樹木が健康であれば病害虫に強くなります。
人間も体調が悪いときに風邪をひきやすいように、樹木も弱っていると虫がつきやすくなるのです。
おそらく、防御反応を起こすエネルギーが不足するのだと考えています。
逆に言えば、樹木そのものが元気になれば、虫も寄りつきにくくなるんですね。
このソヨゴは、土壌改良によって根が健全に育ち、樹木全体の元気が回復しました。
結果として、薬剤に頼らずに問題を解決できています。
近づきたくないソヨゴから「近づいても気にならないソヨゴ」へ生まれ変わらせることができました。
実例3 育ちにくいアオダモが美しく成長する
アオダモは葉や樹形が美しくて人気があります。
ただ、住宅地では育てにくく、枯れることがしばしばあるのです。
自然環境では急傾斜地に生えるほど、水はけの良い土壌を好みます。
そのため、土壌改良で水はけを良くしてあげると、美しく育っていくのです。
手入れしやすいシンボルツリーへ
アオダモは成長がゆっくりで、美しくて華奢な樹形を永く楽しめます。
ただ、こういった樹種は土の環境に敏感です。
シマトネリコやキンモクセイのような樹種は、固い土でも丈夫に育ちますが、
成長が早くて手入れが大変だったり、大きくなりすぎて困ることが多いのです。
土の中に空気と水の通り道をつくってあげれば、「美しい樹種」も健全に育ってくれます。
育ちにくいアオダモを植えて10年経ちますが、今も順調に育っています。
以下のようにお考えの方からのご連絡をお待ちしています
- 植木の成長が悪くて困っている
- 成長が早い植木ばかりで手入れが大変
- ササなどが増えすぎて憂鬱
土が柔らかくなると、住み心地も良くなります。


